債務整理とは

債務整理とは？

簡単に説明しますと「借金を整理」すると言うことです。

整理すると言うのは、こんな大金もう払えなくなったと破産宣告して借金をチャラにしたり、任意整理をして借金を元金だけにしたり、減額したり、分割にしたり、一本化したり、……ようはこれまでよりもずっと払いやすいようにすること。

債務整理には種類があり、先ほど名前のあがった破産宣告、任意整理、個人再生、特定調停などがあります。基本的に債務整理を行う時は弁護士や司法書士に頼んで行うのが一般的ですね。

じぶんでもやれないこともないですが、幾多もの書類を作成しちょくちょく裁判所などに通うことは時間がある人で無いと無理に近い。また、減額などの交渉の際に思ったよりも返済金額が減らせなかったというケースも多い模様、ここは素直にプロである弁護士などの法律家に依頼したい所です。

自己破産

自己破産のメリットは今抱えている借金全てをチャラにできちゃうこと！しかも弁護士などに依頼しなくても自力ですることも可能！あなたに返済する能力が無いと裁判所に認められれば払わなくて済みます。

しかし、家や車、貯金などの財産は没収されてしまいますデメリットがあります。財産を失ってでも借金を返した方がお得なんであればオススメですが最終手段ですし、借金の金額が少なすぎるとできないこともあります。

また、自力でやる場合、自ら裁判所に出向いて応答しますので面倒だし、なによりたくさんの人に借金をチャラにするために必死になっているその姿を見られるのは恥ずかしく思うこともあるかと思います。

成功率を上げる上でも弁護士に頼みたい所。

任意整理

任意整理を行う一番の目的は減額ではないでしょうか？過払い金の請求も同時に行うことも多く、逆に借金がなくなり過払い金がたんまり転がり込んでくることも！

また自己破産とは違い、財産を没収されることがないため、自家用車必須の田舎暮らしの方や大事な持ち家を手放さなくても良いです。

個人の借金なら何よりも任意整理がオススメです。

デメリットといえば、自己破産とは違って弁護士や司法書士の手助けがないと行えないということと、交渉次第で結果がいろいろ変わってくるため任意整理に強い専門家にお願いしないと高い効果は得られないことぐらい。

個人再生

個人再生は今ある借金を減額して3年間払うというやり方。自己破産と任意整理の中間にあるようなものです。

これを行うと債務を大幅に免責(5分の1程度)にしてもらい3〜5年間の分割払いにしてもらえます。そして分割支払いが終われば、すべての債務がなくなります。

自己破産とは違い、住宅や車などの財産を失わないで良いというメリットがありますが、ブラックリストに乗りしばらく借入ができない期間ができてしまうことと、分割で払い続けられる収入がないとできません。こちらも基本は弁護士を立てること。

特定調停

特定調停の最大のメリットは自分で行えること。弁護費用を出したくない人には良いかもしれません。

直接、債権者と交渉するわけではなく、裁判所の調停委員が間に入りますのでその辺は安心。だけど自分の力でやると言うわけですから、有利な交渉を進める上で十分な準備と知識と度胸が必要不可欠。

ただ、普通の人は法律に詳しくはなく、相手は専属の弁護士を立ててくるため厳しい戦いになるでしょう。弁護費用をケチっても十分な借金減額等に話が進まなければ、ただただ苦労をするだけ。

よっぽど自分に自信がある人じゃない限り、オススメはできない。

債務整理をしたその日から生活がガラリ！

弁護士に債務整理を依頼したその日から一円たりとも借金を払わなくても良くなります。

厳密に言えば後から払うのですが、債権者と交渉、調整に入るためです。

調整が決定する期間は消費者金融などの件数にもよりますが、話し合いがまとまり借金の減額や分割、過払い金などが決定するのは約6か月後くらいでしょう。

その間は借金を払う必要がなく、もう返済に追われることはないためとりあえず来る日のために貯金しておきましょう。

債務整理後、支払うことになったとしても減額されていたり、月々の支払金額もかなり少なくなるためこれまで以上に生活に余裕がでてきます。

過払い金が発生している場合、その分の浮いたお金で借金と相殺したりプラスになって戻ってくることも！

債務整理することを恥ずかしいことと思ってしない人もいるようです。

しかしそうではありません、債務整理はリセットして人生をやり直したい、、、そんな人のための国が設けた制度でありチャンスであります。

子供が産まれたら制度を利用して当然のように子供手当を受け取るかと思います。それを同じように借金で苦しんでいる場合は債務整理を利用しましょう(*´∀｀*)